当社では主に法面（斜面）においてラス金網の設置、法枠の組立、モルタル・コンクリート吹付等の業務を行っております。
法面工事とは？
法面工事とは、斜面がくずれないように落石予防・保護するための工事です。
法面工事は、以下の手順で行っていきます。
1
仮設防護柵の設置
まずは、落石被害などが及ばないように、住宅の上に防護柵を仮設します。
2
伐採
次に行うのが、施工の支障をきたすような木々の伐採です。
法面に悪影響を与えている木々なども、同じように伐採します。
3
ラス（金網）張り
仮設防護柵の設置が完了したら、ラス張りという作業を行います。
ラスとは金網のことであり、法面の施工範囲に張ります。
4
法枠の組み立て
ラス張りを行い、墨出しをした後に、法枠を組み立てます。
この作業で施工後の見た目が決まるため、施工者の腕が問われる作業です。
5
モルタル吹付工
法枠を組み立てたら、法面全体をモルタルで吹付します。
モルタルなどが飛散して汚れないように、施工範囲以外はシートなどで養生を行います。
6
削孔工・鉄筋挿入工
モルタル吹付工が完了したら、法枠に穴を空け、鉄筋を挿入します。
その後、掘った穴にセメントを流し込むことで、地盤と法枠を固定します。
セメントが固まって仮設防護柵を撤去したら施工完了です。
モルタルコンクリート吹付工
モルタル・コンクリート吹付工は、吹付機にセメントや骨材等を投入して撹拌し、コンプレッサによる圧縮空気で斜面等に吹き付ける工法です。
岩盤の風化防止、雨水等の地山の浸透による侵食や崩壊の発生防止・緩和、小規模な落石防止等の機能があります。